原罪の灯

ここに証そう お前の名を ご覧 あれが生命なる灯

遭難

気遣いの人。

思いやりの人。

 

そんなの、何の称号にもならないどころか、生き辛いだけで。

自分を大切にできない以上、摩耗するだけです。

 

愛されたかった。

愛した人たちに…分かろうとしてほしかった。

 

恥ずかしいことです。

誰にも期待しない、と言いながら、全身で期待していたのでしょう。

 

人には、生きる権利がある。

では、生きる義務もあるのでしょうか。

そしてその義務は、放棄してもいいのでしょうか。

 

無責任と言われようと構わない。

その時には、私はもう、その言葉が届くところにはいないから。

 

こうやって今此処で開花する

傷付け合いの会話が

善くない種を増やしてまた育っていく

 

ただ一人、無人島にも辿り着けず、壊れたボートで波間を彷徨っています。