原罪の灯

ここに証そう お前の名を ご覧 あれが生命なる灯

守りたかったもの、守れなかったもの

日々がとても静かで、静かなのに、心は穏やかでは在らず。

 

あのまま、実家にいたら、私は心身共に潰れていた、というのは、精神科医の言う通りなのだと思います。

 

でも、自分の心身、ひいては人生を犠牲にしても、私には守りたかったものがあったのではないか、と考える毎日です。

 

守りたかったものは…両親の笑顔や、安心した表情や、そんなポジティブなものでなくても、私にぶつけることで、何とかなっていた、ものたち。

 

でも、守れなかった。

私の能力、キャパ不足だったのかもしれない、と日々思いを馳せています。

 

大して良くない頭脳。

努力の鬼になれないだらしなさ。

何も持っていない私は、自分の人生を潰してでも、此処に来るべきじゃなかったのか、と。

 

此処は、どこなんだろうね。

私は此処で、何をしようとしているんだろうね。

何も、ない。

 

虚無の中、呼吸をする。

今更、誰かを愛することなどできない。

 

睡眠薬は、偉大です。

眠りに突き落としてくれる。

目が覚めると、少しだけ、新しい気持ちになれることもある。

 

働いて帰ってきて、まだ22時前。

お金に縋る私を、嘲笑ってもいいけれど、あって困るものではないし、それしかできないから。

唯一、自分で作り出した才能。

舞台に立つことは、あり得なくても、演技できてるじゃない。

 

毎日思うことは。

もう、この命は要らない。

やりたいこともない、行きたいところも見たいものもない。

希望なんて、笑わせるな。

何が「あなたの人生」だ。

最初から、そんなもの、なかったんだよ。

 

人生のハイライトについて、思い出す。

あの小学校に受かったのが分かって、母が祖母にかけてきた電話。

声が希望に溢れていて、響いていた。

それを私は、其処から新たに始まる地獄に思いを馳せて、無表情で眺めていた。

全部、全部ね、覚えているよ。

昨日のことのように。いや、昨日のこと以上に。

あの瞬間、私は、終わった。

 

余生が長すぎて、冗長すぎて辛いから、今日も下剤と睡眠薬を飲んで眠ります。

本職が始まったら下剤は飲めないから、鳥の餌みたいに食事を減らすしかない。

 

私は、恨んではいないよ。

摂食障害が、私の心を守ってくれたから。

ずっと一緒で、いいよ。

 

おやすみ世界。

どうぞ、どうか、私に明日が来ませんように。

安らかに、どうか。