原罪の灯

ここに証そう お前の名を ご覧 あれが生命なる灯

一期は、夢か

今日は、赤煉瓦倉庫のクリスマスマーケットに行ってきました。

 

素敵な人と、素敵な時間を過ごせたので、今年のクリスマスシーズンは、良い思い出になりそうです。

 

お相手の職業柄、私の(私たちの)していることが、ルール違反なのは重々承知です。

 

でも、相手が私を選んでくれたのなら、と思ってしまう辺りは、私の少女性ではなく、優越感、自己満足なのだと思います。

 

心の何処かで、裏切って、徹底的に傷つけてくれることを願ってもいます。

そうでないと、この関係が終わらせられないから。

 

産まれてこなければ良かった、生きていたくない、という気持ちは、まだ健在です。

でも、かりそめと知っていても今が幸せで、魔法が解けるまでの間、幸せな夢を見るくらい、許してほしいと、甘えてしまっています。

こんな歪な形で、死ななくて良かった、と思う私を、神さまは許してくれるでしょうか。

 

夢に見た幸せは

つかむまでが一番いい

手に入れてしまえば今度は

失う怖さ襲うから

 

失う怖さを恐れない程度には、私は身の丈を知っているつもりです。

 

今から既に、お別れのことを考えています。

その時に、泣くのではなく、笑顔で、思い出をありがとう、と言えるように。

とても難しいことだけれど。

 

もう、今は、これからは、私の人生です。

誰にも邪魔させない。

 

イルミネーションなど、商業的なものだと目を背けていたけれど、今日は心からの笑顔で、手を繋ぐことができました。

 

多くを望むほど、傲慢ではない。

不幸がスタンダードだから、幸せの質量は、小さくても満足できる。

 

物語の結末は、きっとハッピーエンドではないです。

それでも、束の間の夢を見ることを、私は選びました。

 

知識と癒し。

彼の求めるものを与えられる自信はありませんが、私もまた、夜の道を歩いてきた人間です。

 

私が幸せかどうかは、然して問題ではない。

彼が、少しでも幸せで、私とのことを後悔しないのなら、それが私の幸せです。

 

夢が醒めるまで…

魔法が解けるまで…

 

メリークリスマス。f:id:unboisvanille:20231211203154j:image