原罪の灯

ここに証そう お前の名を ご覧 あれが生命なる灯

オリビアを聴きながら

メリークリスマス。

 

家族とのことは、もう書かないつもりでしたが、今日くらいは書かせてください。

 

両親は、私が、行事好きな子だと思っていたかもしれないけれど、本当はそうではなくて。

 

行事にかこつけて、家族との時間を持ちたかった。

 

去年のクリスマスのことを、思い出します。

 

チキンとケーキを買ってきたけれど、タイミングが合わなくて、一人でチキンを食べました。

 

父の仕事の時間帯が違って、一緒に食べられなかったのは、仕方ない。

 

母とも、生活時間帯が違った。

 

私は、ずっと寂しくて。

寂しさを埋めようと、無駄な努力をしていました。

 

一緒に暮らしていても感じる孤独は、筆舌に尽くしがたいものでした。

 

今、本当に一人きりになって、孤独です。

私は、誰にも、心を許せない。

心を許す、即ち、傷つく準備の始まりだから。

 

大切かもしれない人は、クリスマスも誕生日も、一緒にはいてくれません。

それに対しては、嫉妬も何もない。

 

一人きりで生まれて

一人きりで生きて行く

きっとそんな毎日が

 

……当たり前だ。

 

今宵、ただ、一人きり。

 

本懐を遂げよ。

私の本懐など、分かる人にだけ、分かればいい。

 

例え、それで生活できなくても、叶えたいことが、2つある。

 

かつて、失ったもの。

挑戦する余地すら、与えられなかったもの。

 

もっと早く、自由に生きれば良かった。

自由の代償は知っているし、その結末が幸せでなかったことも知っているけれど。

 

だけど、挑戦して、失敗して、自分の才能に「足るを知る」ことが、私には必要だった。

 

今の私は、絶望の塊です。

来年の今日、生きているとは思えない。

 

家族も失わざるを得なくて、大切な人は、一人の女を大切にできる職業ではない。

 

神さまなんて、信じていないけれど。

 

書けないなら、歌えないなら。

私を、この世から、消してください。

 

私は、一人。

これからも、ずっと、一人。

 

孤高のフリして、本当は、ただの孤独だよ。

 

さよなら、夢を抱いていた私。