原罪の灯

ここに証そう お前の名を ご覧 あれが生命なる灯

古き良き

先日、ケンヒル版の「オペラ座の怪人」を観に行ってきました。

率直な感想としては…学芸会?いや、カルチャースクールの発表会…?でした。

演出が私に合わなかった、というか、ケンヒル版の解釈が、私に合わないのかもしれません。

やはり、ロイドウェバー版の解釈のほうが、好きだと認識しました。

私の解釈では、「オペラ座の怪人」にコミカル要素は、要らない。

ただ、やはり、歌の凄まじさは圧倒的で。

男性のテノールを今回売りにしていたのですが、上手であることしかわかりません。

女性のソプラノに関しては、自分には足元にも及ばない、という意味で、その素晴らしさがよくわかるのですが。

私の高音域の、更に1オクターブ上以上を、ゆらりゆらりと、危うげもなく操る…脳髄を麻痺させる…

 

新しい劇場ということもあり、光や設備を駆使した、今風の演出も多々ありました。

舞台は、今後、その方向に行くのでしょうね。

 

文学や、映画は、古いものも当時のまま、今も楽しめますし、それなりの古典は、どんと来い、なのですが、生の舞台の変容は、何ともしがたい。

フィルムに写された舞台を観ることと、生の舞台を観ることは、全く違う。

 

突き詰めると私には、ミュージカルに文句をつけているより、オペラの鑑賞の勉強をしたほうが良いのではないか、と考えていたりします。

 

とか何とか言いながら、5月の「シカゴ」のチケットを、やはり買ってしまったのですが。

シカゴは、ブロードウェイ版も楽しみやすい気がしています。

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薄々察していたけれど、来月10日払いのカードの請求額が、悲惨です。

身に覚えは、えぇ、ありますね!

ざっと計算した感じ、今月分からの貯金、7万くらいしかできないのでは…

やりたいことにかかるお金はもう貯まっているのですが、その倍額くらいの貯金額がないと不安なので、まぁ、今年中には…といった感じです。

ちょっと待って、ユーキャンの講座の答案練習コースの請求書も来てたな…終わった…

 

メイク用品には、最低限しかお金をかけませんが、絶対譲れないものもあります…主にベースメイク関連。

滅多になくならないけれど、これがとうとう尽きたので、泣く泣く買ってきました。

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これ、もう20年以上使っていて、似たようなプチプラのものも試しましたが、全然肌馴染みが違う。

グリーンのコントロールカラーとパウダーは、RMK一択。

 

この間は、夕飯を、お豆腐を食べるクラムチャウダーなるものを半額で買ったのと、生野菜サラダにしようと思っていたのですが、疲れて帰ってきて、もう少し何か欲しいな…とスーパーに入り。

半額の和牛をカゴに入れかけて、我に返りました。

元値が高い。

冷凍のロールキャベツでいいや、と帰って、こんな感じ。

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新玉ねぎが1つ残っていたので、それも足して。

 

昨日は、飽きもせず、野菜炒め。

何でも、出来立ては美味しいよね、ってことです。

基本的に、玉ねぎ、キャベツ、もやし、レタス、トマトは切らさないのですが、安いとついつい買ってしまう、スナップえんどう。

親友に指摘されて気づきました。好きなんでしょうね。日持ちもするし。

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イカが安かったので、また煮物を作りました。

これ、大根1本丸々使っているので、かなりの量で、入るタッパーがありませんでした。

でもきっと、すぐになくなります。

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世代的?年齢的?に仕方ないのかもしれませんが、お相手は、あまり私の副菜を好みません。

口にも顔にも出さないけれど、普段のお店選びで何となく察しています。

でもねぇ…オムライスだの唐揚げだのカレーだの…作れますよ。

だけど私は食べたくない。

そもそも、私の薄味の料理では、味覚的に物足りないのでしょう。

 

部屋を片付けていて、ラミネートした、祖母からの手紙と、私が生まれた時のお祈りを捨てるか、迷って。捨てませんでした。

いつか、見返したい時が来るかもしれない、その時に後悔したくないから。

先日、電車で隣に座っていた老齢の男性が咳払いをしたのですが、その咳払いが、父のそのもので。

思わず、お姿をガン見してしまいました。

横浜駅などにいると、母に似た後ろ姿を目で追いかけ。

母恋し、父恋し。

でも、会うわけにはいかない。

たまに、私は本当に彼らの子供なのだろうか、と思うことがあります。

価値観から何から、まるで違う。

私は彼らの想定内を超える生き方しか、できなかったし、今もできない。

折り合えることは、生涯ないのでしょう。

地道に生きる彼らと、身を破滅させてでも、華やかなものに惹かれ続ける私と。

 

正解なんて、永遠になくて、もし気持ちが穏やかになる日が来ても、両親の寿命には間に合わないでしょう。

今宵どころか、永遠にただ、一人きり。