原罪の灯

ここに証そう お前の名を ご覧 あれが生命なる灯

2023-01-01から1年間の記事一覧

ささやかで、傲慢

40歳を目前にして、老後の在り方を考えるようになりました。 できれば、早く死にたいのですが、死ねなかった場合のことを考えています。 私の理想の生活は、スーパーや商店街で好きな食べ物…野菜や果物やお豆腐などなどを買えて、カフェに入るのに躊躇しなく…

ラブホテル

引っ越してから、ほぼ初めて、駅前まで歩いてみました。 牛乳以外、まともな物を食べずに寝込んでいたのですが、起きたら何とか、心身共に立ち直っていたので、商店街まで。 スーパーが、好きです。 でも、立派な商店街は、もっと好きです。 お豆腐屋さんで…

終着駅か始発駅か

前略、ご両親さま いかがお過ごしでしょうか。 私は、元気いっぱいではないものの、新しい家にも少しは慣れ、自分の居場所を作り上げつつあります。 逃げるようにして出てきて、流れ着いたこの場所が、人生の終着駅なのか、此処から心機一転、始発駅なのか、…

30 minutes

光陰矢の如し、時が過ぎるのは早いもので、あっという間に引っ越しの前日を迎えてしまいました。 早くはあったものの、葛藤だらけの2週間でした。 葛藤の内容について正確に綴るには、語彙力が足りないので、敢えて書きません。 努めて、平穏な日々にするよ…

シャボン玉

引っ越しの段ボール詰め作業の合間、近所の喫茶店に珈琲を飲みに来ています。 浅煎りで淹れたアメリカンに、スジャータではなくて普通のミルク。いつもこれです。 明日、最後にまた来ようと思っています。 正しさとは!愚かさとは!と叫ぶのはカラオケだけに…

Adolf

陰謀論的なものに、昔から興味があります。 あくまでお話としての興味本位であり、危険思想の持ち主ではないのですが。 最近だと、コロナ感染や大事故や自然災害などを、人口減少のための陰謀と言われていたりします。 もっとも、私はコロナが流行り出した時…

熱帯夜

本格的に断捨離をしていると、自分の本当に好きなものが見えてくる気がします。 本棚に残ったのは、パリ関係、ファンタジーもの、食べ物関係、小説は、江國香織と村上春樹と桜井亜美、漫画が少々(これもほぼグルメ系)、あとはエッセイ(これもほぼグル…ry…

プラネタリウム

新居に、ベッドや冷蔵庫が入り、だいぶ生活の準備が整ってきました。 とても恵まれた環境で、それだけが救いです。 自分がそこで1人で生活するということについては、まだまだ実感が湧きませんが… 先日、家族3人で、花火をしました。 暦の上では秋ですが、…

シェリー

家を出る日が、決まりました。 あと、2週間。 引っ越しの準備や手続きに忙殺されて、あっという間に過ぎる期間だと思います。 死んでしまった大切な人のことを思い返す時と同様、お別れの日が近づいている今、家族に対しては、8対2くらいの割合で、楽しか…

揺るがないもの

人生は、何もしないには長すぎる。 でも、何かするには短すぎる。 与えられた寿命を、どう生きるか。 何に重きを置いて、何を軸に生きるのか。 多趣味な人間だと、昔から言われてきました。 でも、その趣味のほとんどが、受動的なものでした。 今、私が趣味…

ゴキゲン鳥

生きやすくするための術として、自分で自分の機嫌を取る、というのがあります。 簡単なようで、難しいことです。 なぜかと言うと、自分の機嫌を取らないといけないということは、即ちその時点で非常に不機嫌もしくは憂鬱なのであり、そんな時に、元気な時に…

魔女の杖

小さい頃から、それこそハリーポッターが世に出る前から、魔法使いになりたい、とずっと願っていました。 魔法が使えたら、この苦境から逃げ出せる、そう思って、小さな手で地面に変な記号や形を書いていました。 魔法は、使えないまま、苦しみも、消せない…

本質的なこと

家族の病状、老化を見て、心が揺れています。 子は鎹、などというのは絵空事だと思っていますが、その意味を超えて、私の家族は、私がいなくなったら心身の健康を損なうのが目に見えていて。 それを見過ごして家族を捨てた時、私に残るのが後悔だけなのだと…

MAD SKY

自由とは、何でしょうか。 皆が欲しがり、時にはそのために、革命や暴動すら起きる、自由。 身体的自由、精神的自由。 狭義の自由とは、果たして広義的にも自由、なのだろうか。 自由の裏返しは、責任、のように思います。 その一方で自由のニアイコールは、…

砂の城

家を出る準備が、少しずつ整いつつあります。 間も無く、此処から自分が消えることを、まだ実感できていません。 これから徐々に実感するのか、最後の日に纏めて実感するのか。 どちらにせよ、辛さを伴う選択を、私はしました。 思えば長い間、私は、砂の城…

この夜を止めてよ

かつての想い人の思い出など。 彼は猫を飼っていた。 彼は私を愛して、愛さなかった。 彼は私を受け入れ、受け入れなかった。 彼はモダンアートが好きだった。 彼は、誰のことも、愛さなかった。 19年もの想いは、最早恋愛ではなく、固執です。 それを、私は…

透明人間

先進国の、有り難みとしがらみについて、考えています。 部屋を借りるにも、お仕事を探すにも、ご家族、ご家族。 ご家族に頼れない人々も一定数いるはずなのに。 ご家族が生きている=関係性がうまくいっている ニアイコールにすらならない方程式ではないで…

サナトリウム

家と家族を捨てると決めてから、ずっと心が穏やかでない日々を送っています。 疲れて帰ってきた日に、明かりが見えると安心した我が家。 その明かりの中には、家族がいて、私を無条件に愛してくれていて。 残された日々が、1日ずつ減っていく今、予後を宣告…

能動と受動

昨日は、久しぶりにバレエを観に行ってきました。 プロのバレリーナになりたいと思ったことは1度もないので、良くも悪くも感情移入せず、芸術として楽しむことができました。 ミュージカルは、どうしても、何故自分が客席側にいるのか、と思ってしまいます…

一線上のアリア

心機一転、記事を全部消しました。 また、垂れ流す言葉たちを、お気の向くまま、受け流してください。 来し方行く末、ということについて、よく考えます。 それは、いわゆる、過去、現在、未来にも似たものかもしれません。 でも、過去、現在、未来、という…